ジョン・ウェスレーに学ぶ会

 本会は、ジョン・ウェスレーに学びつつ、その神学と実践の今日的意義を明らかにし、聖書的きよめを実証することを目的とする超教派の団体です。主な活動は、年2回の聖会などの開催と、毎年機関紙及び会誌「宣証」の発行があります。

 ジョン・ウェスレーに学ぶ会は、日本聖化協力会を構成している交友会の一つでもあり、聖化の信仰を堅持・拡大し、一人一人が聖めの恵みにあずかる“恵みの座”を開くため、日本中で同じ姿勢を共有する聖化交友会によって聖会が開かれています。

〇聖化・きよめとは何か 

 教理的に考えた時、「救い」という言葉には、「先行的恵み」「新生」「聖化」「栄化」といういくつもの恵みの要素が含まれています。そんなスケールの大きな救いという恵みの中で、聖化(聖め)とは、新生の後、つまりクリスチャンになった後に、自分自身の姿がイエス・キリストに似た姿に近づけられていくという恵みを指しています。ジョン・ウェスレーが「聖書的聖化」という言葉を使って聖化を強調したところから、きよめ派という流れが始まっています。 

 私たちが聖化の恵みを求めている中で、時に神様は瞬間的に聖化の恵みを私たちの中に起こされることがあります。それは全き聖化(第二の聖化)とも呼ばれています。ジョン・ウェスレーは、それを「キリスト者の完全」とも呼びました。 


 完全という言葉が用いられますが、それは誤りのない完全ではありません。神を愛し、人を愛するということによる動機の純粋さにおける完全です。この完全の姿に向かう聖化の恵みを求めて、ジョン・ウェスレーに学ぶ会においても聖会を開くのです。